体操や動作で肩こりを治す

デスクワークや家事などで、長時間同じ姿勢を続けたり、重い荷物をぶら下げるなど、筋肉の疲労が原因で起こる、肩凝り。

筋肉がヨロイのように固く重たく感じたら、血行が悪く老廃物が溜まっているサイン。肩凝りは日本特有の、古くていまだに決定的な治療法のない病気。治療のゴールはいかにうまくセルフコントロールするかにあります。

デスクワークをする合間に胸を張る、荷物を持って疲れたら腕を持ち上げる、緊張して肩に力が入ったら肩を回すなど、今までとっていた姿勢と逆の方向に腕や肩を動かすだけでも、筋肉の緊張がほぐれます。

同じ姿勢を続けないで、1時間に1回は休憩を取り、体を動かしましょう。

肩凝りを解消するには、気分転換も重要です。ストレスや緊張で、肩凝りが悪化する人もいます。

自然と緊張から解放されると肩の荷が降りたと感じたり、好きなことをしていると、肩の凝りを感じないということもあります。気持ちも一緒にほぐすつもりで、体を動かしてみましょう。

肩こりしづらい姿勢とすわり方を身につける

●疲れずに、背骨のわん曲を維持できる姿勢を肩こりを防ぐ基本は、あくまでも正しい姿勢を維持することです。
よい姿勢というと、胸をそらした気をつけの姿勢を思い描く人が多くいます。しかし、それは誤リです。胸を強くそらすと背骨のそり返りが強くなり、かえって腰痛や肩こりの原因となるからです。

よい姿勢とは、疲れず、背骨のわん曲を自然に維持できる姿勢をいいます。その条件をあげてみましょう。
①耳からおろした線が肩、股関節の中央を通り、膝を抜けてくるぶに落ちる。
②横から見たとき、体全体がゆるいS字形のカーブを描いている。
③あごが引けて、背筋が伸びている。
④左右の肩は同じ高さで、首も垂直。
⑤後ろから見ると、背骨がまっすぐ股関節に抜けている。

鏡で以上の点をチェックしながら、自分でよい姿勢を覚え込み、鏡なしでもよい姿勢をイメージしてできるようにしてください。

●肩こりを悪化させないイスのすわリ方
日常生活ではイスでのすわリ仕事が多いので、すわるときの姿勢が肩こリに大きく影響してきます。
①イスの選び方
シートの材質など・・・かためで、ひじかけのついたもの、背もたれはわん曲のないまっすぐなものを選びます。
シートの高さ・・・腰かけたときに大腿部が床と水平になり、垂直よりやや前方で足をおろして、足のうらがビックリ床につく高さが理想です。
②すわリ方
背もたれには頼らない・・・背もたれに寄りかかると、背中が丸くなる(ねこ背になる)ためです。
少し前方にすわる・・・膝の裏側がシートから指の幅4本分ほど離れるように、少し前方にすわります。
腕はわきにつける・・・腕は、下にたらすと肩に重みが加わるので、わきにつけ、ひじかけにのせます。

この姿勢で頭上に本をのせる訓練をすると、背筋がピンと伸びたよい姿勢を覚えることができます。




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