家事、運転時のこりは「まっすぐ」で解消

●まっすぐに立った姿勢で作業する
肩こりの大半は日ごろの姿勢しだいで防ぐことができます。

家事は、まっすぐ立った姿勢でできるよう工夫します。低い流し台を前にねこ背で作業をしているのなら、リフォームして流し台を高くするか、イスに腰かけた姿勢で作業ができるよう工夫します。

掃除をするときは、掃除機のホースを仲ばし、できるだけ上体を起こすように意識します。このような工夫のうえで体操を日課にすれば、肩こりはずいぶん軽くなるはずです。

運転時の姿勢も肩こりの原因になりやすいものです。運転による肩こりを防ぐには、まず正しい姿勢で運転をすることです。シートをリクライニングさせて、半ば体を倒した姿勢での運転は肩や背骨に負担がかかり、よくあリません。

●運転時は上体を起こし、首を伸ばして
運転時は上体を起こし、首をなるべく伸ばしてください。それだけで疲れがかなり少なくてすむはずです。

1時間に1度は車外に出て体を伸ばしてください。しかし、時間や道路状況がそれを許さないときもあります。そんなときは車のシートにすわったままできる肩こリ予防の体操、「ドライバー体操」を試してください。

筋肉を緊張させて一時的に血行を止め、その後一気に力を抜いて、血液をスッと流す体操です。これを続けると、筋肉にたまった不必要な物質を洗い流し、こりを解消する効果が期待できます。

みかんの皮湯で肩こりと冷え性を撃退

●リモネンが血流を促し、
肩こりを改善する昔から「みかんの皮湯が冷え性やカゼの予防に効果的だ」といわれてきた理由に、みかんの皮に含まれる油分、リモネンの働きがあります。リモネンは、毛細血管を拡張させて血流をスムーズにします。血流がよくなれば、筋肉の疲労もとれ、慢性的な肩こりゃ腰痛、手足のむくみ、神経痛といった症状にも有効だといえるでしょう。

また、香り成分でもあるリモネンが、鼻から信号となって脳へと届くと、セロトニンがたくさん分泌されます。セロトニンは、神経や感情を鎮静するため、精神的な疲れを癒し、心身をリラックスさせる効果もあります。

●抗酸化力の高いビタミンCがシミやシワを予防
みかんの皮に多く含まれているビタミンCには抗酸化作用があり、細胞のサビを撃退することができます。そのため、肌の老化現象、つまり、シワやシミ、くすみ、たるみといった症状を改善する効果も期待できるのです。
皮は、乾燥させると成分が凝縮され、お湯に浸したときに有効成分がよりとけ出し、効果的です。

冷え性を招きやすい日常をすぐ見直し肩こりを改善

●首、おなか、足元をしっかリガードすべし
女性は、とかく不快な症状に悩まされます。その代表格は肩こり、生理痛、むくみ、便秘など。女性にこうした症状が起こりやすい原因の一つは「冷え」にあります。

「筋肉が少ないために冷えやすい」といわれる女性が、下のような,冷えを招きやすい生活習慣〃を続ければ、さらに冷え、不快症状がふえてしまいます。

冷えをブロックするポイントは首、おなか、足元の3つです。ここをしっかリガードすれば、太ももや腕、顔が冷気にさらされても、さほど冷えの影響を受けることはありません。工夫しましよう。

こりのある部分を温めて治す

■温熱刺激で血行をよくし、痛みをとリ除く
筋肉の緊張やウッ血をとリ除くには、こりの部分を温めるのもたいへん効果的です。患部が温まって血液の循環がよくなると、痛みを起こす物質がとリ除かれ、肩こりもやわらいできます。

温熱刺激には蒸しタオル、ドライヤー、使い捨てカイロなど、家庭にあるもので十分な効果が期待できます。

温熱刺激で肩が温まり、リラックスしたところで、ツボ刺激やマッサージを併用すると、相乗効果が期待できます。

●蒸しタオルによる温熱刺激のやり方

○用意するもの
お湯
洗面器
タオル2枚
ゴム手袋
ビニール

1.熱いお湯にタオルを浸しておく。
2.手にゴム手袋をして、タオルをかたくしぼる。
3.やけどしない程度にタオルを冷まし、こりのある部分にやや広めに当てる。このとき、タオルの隅のほうも肌にピッタリつくようにする。
4.タオルをビニールでおおい、タオルの温度が下がるのを防ぐ。
5.タオルが冷えたらお湯に浸し、蒸しタオルをつくリ直す。
6.終わったらタオルを当てた部分の水分をよくふきとっておく。

風呂やシャワーで交代浴と肩こり体操

●温刺激と冷刺激を交互に繰り返す
最初は重苦しい程度ですんだ肩のこりも、ひどくなると痛みを伴うようになります。こんなときにぜひ実行したいのが、風呂やシャワーで行う交代浴です。

交代浴とは、温刺激と冷刺激を交互に繰り返し、その刺激で血管を広げたり収縮させる入浴です。血管を丈夫にしながら、血行をよくできるのです。

普通に浴槽に長時間つかリ肩を温めると、疲労が心配です。その点、交代浴は体力を消耗させるほど体に負担をかけず、それでいて入浴に倍加して血行をよくする効果が期待できます。手軽なのは、シャワーを使う方法です。

●こった部分にはシャワーを重点的に
特に肩こりの部分には、重点的にシャワーを当ててください。5回も交代浴を行うと、体が温まります。

できれば、1日2回、朝と晩に交代浴をするとよいでしょう。特に朝は肩のウッ血がひどいので、これを交代浴でとってやると、肩の重みが消えて一日を快適に過ごすことができます。

交代浴は「お湯から始めてお湯で終わらせる」のがルール。筋肉がリラックスし、浴後も肩が冷えません。

積極的に肩こりを解消したいなら、あわせて「肩こリ体操」を行うと効果的です。肩にシャワーを当てながら、首の左右運動、前後運動、旋回運動、肩の上下運動、腕の上下運動を行います。

運動をして筋肉を動かすと、血液の循環が促進されますから、外から加える温冷刺激と相まって、いっそう血行がよくなるわけです。

頑固な肩こりには黒酢足湯が効果的

●普通の足湯よりも体温が下がりにくい
「黒酢足湯」は、お湯で温めた黒酢に足を浸して行います。簡単にできるうえ黒酢独特の効果が加わるため、お湯だけの足湯よりも体が芯から温まり、10~40分で、汗が出てくる健康法です。黒酢足湯は普通の足湯より体温が冷めにくい、というデータもあります。

●黒酢のミネラルやアミノ酸が肩こりを撃退
黒酢には、温泉の有効成分であるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。そのため黒酢で足湯を行うと、温泉に入ったように体を芯から温めてくれるのです。

また、黒酢の酸は、アルカリ性に傾いた皮膚の病変部を中和し、感染症を防いでくれます。さらに黒酢に含まれるアミノ酸には、皮膚病を改善したり、美肌に導いたりする効果もあります。

●老廃物を排出するデトックス効果も抜群
黒酢足湯を行っていると、黒酢がだんだん濁ってきます。これは体内の老廃物が排出された証拠です。黒酢に含まれるアミノ酸が皮膚から浸透し、こりゃ痛みの原因となる毒素の排出を促してくれるのです。

体内に蓄積している毒素が排出されると、毒素によってダメージを受けていた体の代謝機能や循環システムが正常になります。免疫力が向上し、自然治癒力も高まります。このデトックス効果が温熱効果にプラスされ、頑固な肩こりがぐっと楽になるのです。



このページの先頭へ